共通言語に置き換える

October 29, 2020

はじめまして。

ソリッドスフィア株式会社のKUNです。

わたしは社内で「営業職」に近い立場で

デザインとプログラム以外の仕事に取り組んでいます。

 

当社はゲーム会社ではありますが、

色々な業種の方とお会いし、サービス実現のお手伝いをしています。

色々な方とお話していると、普段当たり前のように使っている言葉も、

実は異業種の方からすると意味が通じないことも多々あります。

 

そういった場合に気を付けているポイントがあります。

今回わたしが普段意識している、

その「共通言語を置き換えて説明してみる」ことを書いてみました。

 

 

■入口の考え方

サービス提案や仕組みをお客さんに説明するとき。

専門用語を並べて説明しても、お客さんと共通言語じゃない時点で

相手は「ポカン」=意味が通じていないことに敏感であるべきだと考えます。

 

え?何それ?何の話をしてるの?

さっぱり意味も中身もわからないんだけど。

 

相手の方がこう思った時点で、自分の力不足であり、負けだと思っています。

わたしは自分がエンジニアではない分、お客さんに伝える言葉は

お客さんが理解できる共通言語に「置き換える」作業が重要だと考えています。

 

特に技術の仕組みを誰もが理解できる別の事例に置き換えて説明できるかどうか?で

相手の理解度・納得感が信頼度に変わる、という実体験もしてきました。

 

 

例えば。

ケース1

説明内容)フロントサーバとデータベース(DB)があってですね...

お客さん)サーバって全部一緒じゃないの?え?どういうこと?

 

ケース2

説明内容)サービスのインフラ側でさばけたとしても帯域が細いので...

お客さん)え?この構成だったら***人くらいのユーザの

     同時アクセスがあっても大丈夫って言ってなかった?

     え?どういうこと?

 

上記のような「説明内容」は、知らない人には全くわからない世界の言葉です。

相手が知っていて当然という考え方は、提案や説明の上では不親切で、

どれだけ世の中を変える提案でも相手に刺さりません。

 

これを置き換えてみます。

 

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サービス構築の基本的な仕組みとして存在する

フロントサーバとデータベース(DB)の関係は、

ファミレスや居酒屋などの飲食店で言う

「ホールスタッフ」と「キッチン」の関係でイメージしてみてください。

 

■キッチン(DB)

一度に調理できる(処理できる)限界がある。

そのため、データベースサーバの「台数を増やす」って

キッチンのスタッフを増やす、とイメージしてください。

一度に料理できる数が増えます。

また、データベースサーバの「スペック上げる」というのは、

めちゃくちゃ一人でデキるスタッフに入れ替える、と

イメージしてください。これも料理ができる速度は上がります。

 

■ホールスタッフ(フロントサーバ)

来たお客さん(ユーザ)のオーダーを聞いて、キッチンに連携します。

そしてキッチンから上がってきた料理をお客さんに届けます。

ホールスタッフの人数を増やす、つまりフロントサーバの

「台数を増やす」と、さばけるお客さんの数は増えます。

でも、キッチン(DB)は一気にオーダーがきても

一度に処理できる能力には限界があります。

 

そのため、サービスがスムーズに・問題無く提供できるかどうかは、

ホールスタッフ(フロントサーバ)とキッチン(DB)

両方の最適数を検討すべき、となります。

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という具合です。

 

もちろんすごく乱暴で、

技術エンジニアに怒られるかもしれませんが、こういった説明が入ると相手も

「あー、システムってファミレスとかと同じような仕組みで動いているんだね」

と想像でき、同じイメージを共有しながら進められるので話が早くなります。

 

また、なかなか難しい概念の「帯域」も

以下のような置き換えをすると、だいぶイメージできると考えます。

 

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■ファミレス・お店全体

まず、そのお店にはお客さんが何人までしか入れませんという

お店のキャパシティが、システムでユーザを処理できるキャパシティです。

(=このシステム構成だと、この人数までしか処理できません)

お店に入れない=サービス処理できない人は「順番待ち」します。

 

またその際に、お店の入口が一人ずつしか出入りできないと想像してください。

1人が出てこないと、1人が入ることができない。

これが、帯域が細い、という現象とイコールになります。

 

お店の規模にもよりますが、そのお店の出入口でお客さんが

スムーズに行き来できるか?が、帯域が確保できているかどうか?になります。

 

ホールスタッフ(フロントサーバ)もキッチン(DB)も十分に揃っていても、

お客さんが1人ずつしか入れない場合、結果的にトータルの

サービス提供スピードは下がります。

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と説明されるとイメージがつき、納得できて理解度が高まる、と考えています。

 

想像できる・しやすい共通言葉に置き換えてあげるだけで

難しい専門的な内容もイメージを切り替えてお話できると思います。

 

 

新しい技術やサービスが出てくるので、今もなお日々勉強で

そこを踏まえて相手に分かりやすく伝えられているか?は

ずっと持ち続けるべきテーマだと考えています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。